経営理念の確立と浸透

「経営理念 そんなもの昔からあるよ 事務所に飾ってあるさ」

それは本当に社内に浸透し、経営の道標となり社員の行動指針となっていますか?


経営理念とは会社が何のために存在するのか、またそのために社員は常日頃どのような行動を意識しなければならないのかなど、会社が何よりも大切にしているものになります。


リッツカールトンホテルでは「ゴールドスタンダード」として明記し、さらにクレドカードにポイントをまとめてスタッフに配布し朝礼等で用いておられます。


ディズニーランドでは全キャストが1カ月に一度は勉強会に参加できるようにして共有に努めておられます。

マニュアルでは心配りまでは浸透することは出来ません。経営理念の浸透があってこそワンランク上の商品提供、サービス提供が出来るのです。 

経営理念手帳・クレドカード

経営理念が明確にされても、それが組織に浸透しなければ何も変わりません。浸透を図るツールとして経営理念手帳やクレドカードといった形にまとめ、日常的に運用することが大切です。


これらのツールは、会社としての基本的な考え方をわかりやすく紐解きをしたものになりますので、具体性が出てきます。企業理念が浸透すると、目指す方向や価値観を従業員が共有し、同じ方向を向いて仕事をすることができます。そういう組織は強くなります。また、人間としての生き方や社会への関与の仕方を盛り込んだ高尚な企業理念があると、社員が自分の会社に誇りを持ち、働く意欲が高まるのです。

《ESマネジメント》