イロハのイ 労働分配率を見てますか?

経営状況を把握し、今後の見通しを立てる上で大切な指標は「労働分配率」です。

経費節減!と号令することも大切ですが、どんな業態でも”人件費”が経費の大半を占めています。

電気代を節約するほどに、人件費は思い付きで簡単に節約できるものではありません。 人件費は固定費と言われ売上の増減に関係なく(残業代の増減はありますが)一定の負担を強いるものです。

したがって、将来的な見通しを立てないままに”人が足りない”といった現場の声によって増員しているとたちまち”赤字体質”となってしまいます。 人件費は固定費と申し上げましたが、そのために利益の出にくい”体質”となってしまうのです。 医者にコレステロール値を落としなさいと言われても簡単に出来ないのと同じで、体質改善は簡単ではありません。

会社も普段からどのような”体質”なのか、自己診断をしておくことが必要です。 まずは、5年程度の労働分配率と営業利益の推移表を作ってみましょう。 労働分配率が上昇するとともに赤字になっているようであれば”体質改善”はすぐに始めなければ手遅れになります。

 

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