一般に財務状況を評価するために貸借対照表などで分析を進めるわけですが、この貸借対照表が会社の実態を正しく表していないケースが多くあります
京セラ創業者の稲盛和夫氏は「セラミック石ころ論」などで、資産評価を正しく行い実態を正しく反映した貸借対照表にするように説かれます。 決算書は税理士さん等が税法に基づき納税の観点から作成されますので法的にはまったく問題ないものが作られていると思います。 しかし、経営管理の面から見ると「正しくない」と言えるケースが多いと思います。
稲盛和夫氏の説く会計哲学はリスクが内在しているような貸借対照表を信じての経営の危うさを指摘されているものと思います。 例えば「固定資産」、先に述べた「セラミック石ころ論」ではないですが 本当に貴社の資産は正しく評価されていますでしょうか? 実際には稼働していない機械設備や時代に合わなくなり眠った状況の設備等々 税務上は廃棄処分しない限り評価を落とすことは出来ませんが それらは社内的な管理会計上は再評価して貸借対照表を修正し、正しい実態を見極める必要があるのです。
「自己資本比率も高く極めて健全な財務状態です・・・」 それは実態を正しく評価していますか?
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